【ゴールドコースト】たくさんの良い衝撃を受けました

オーストラリアの人々は、ホストファミリーはもちろん、おおむね皆温かくてオープンで、知らない人とも気軽に話したりできる、フレンドリーな心の持ち主が多いと思いました。そして、必要なときには手を貸して助け合ったり、口に出して表現したり、とにかくコミュニケーションや人との距離の取り方が上手で、その絶妙なスキルは私には無く、見習いたいなと思える貴重な経験になりました。


なかでも最も印象に残ったのは、素晴らしいホスピタリティーで迎えてくれた私のホストファミリーです。本当に家族同様に私を迎え入れてくれました。

とてもフレンドリーで面倒見が良く、週末には観光に連れて行ってくれたり、お土産にコアラのグッズをくれたりしました。お風呂や洗濯の時間帯やタイミングについての制限や規則がなかったのも助かりました。

学校でもさまざまな国からたくさんの学生さんが留学して来ていましたが、特に私などの日本人はとても大人しく、あまり自分から発言をしないので、何を考えているのかを心配されることもしばしばありました。

対照的に南アメリカやヨーロッパの人々は、自分の考えや立場を自分なりの根拠を付けて、進んで発言していたし、それがたとえ間違っていたとしても、それを恥とは思わない文化や雰囲気がありました。自分の感情や思ったことはいつでもはっきりと表現し、「発言をしないのは、そこに存在しないのと同じ」くらいの勢いで、多くの学生が恐れや恥じらいなく、自由に授業に参加していたのが印象的でした。

それでも、自分の発言にはしっかりと責任を持ち、ミスだと思ったら素直に認めて改めるし、それを「失敗」などの恥のニュアンスを含む解釈にはしないで、一つの「学び」「成長」とする雰囲気がありました。そのような日本ではあまり感じられなかった教育の感覚が、自分にとっては本当に刺激的でした。

英語だけでなく、このような国際的な感覚や捉え方を学校で大いに吸収し、学ぶことができたと思います。本当にさまざまな良い衝撃を受けました。

授業は、先生によって特徴が全く違いますが、私が履修したクラスではYoutubeを使って洋楽や洋画の聴き取りをしたり、英語を使って学生同士でゲームをしたりと、毎日飽きずに楽しく英語に慣れることができたと思います。

文法に関する授業は日本人にはやや簡単に感じられる内容だったかもしれませんが、逆に会話やスピーキングのクラスでは、他国の留学生の英語の流暢さに圧倒されて終わったような気もします。

学校内にはランチを食べる部屋がありました。狭くてすぐに埋まってしまいますが、キッチンや冷蔵庫が自由に使えたのは良かったです。

学校に日本人が多くて驚きましたが、ブラジルやコロンビアなど南米からの留学生も多かったです。同じ国同士で固まって話す人が多かったので、他国の友だちを作るのに苦労しましたが、金曜日に行われるアクティビティや小旅行などの、授業以外の充実した交流の機会もあるので、そのチャンスにいろいろな人とたくさん話せて良かったです。

楽しかったのはやはり、ホストファミリーと過ごす平和な時間や学校で出会った各国の優しい友だちとの会話です。

残念だったのは、日本人の多さと悪天候くらいです。ゴールドコーストは温かいと聞いていたのに、私の滞在中はほとんど雨や曇りで、風邪をひいてしまいました。それでも多くの人に支えられて、留学生活を満喫できました。

この都市は日本人が多いので有名らしかったので、私の単純な都市の選択ミスでしたが、それでもここでしか味わえないサーフィンやテーマパーク、美しいビーチの風景などのさまざまなアクティビティを楽しめたので、本当に良かったです。

出発前に不安だったことは、やはり自分の英語力、特にスピーキング力の無さでしたが、4週間、辞書を片手に毎日なるべく日本語を話さないようにし、たくさん英語を話す機会を多く作って、言いたいことをわかってもらえるように日々努力しました。伝えようとする訓練をしていくうちに、少しずつ慣れていくことができました。

WISHには、私の細かい質問にも丁寧に答えていただいて、本当に感謝しています。さまざまな不安がありましたが、全てよく聞いてくださってとてもうれしかったです。

また、現地スタッフの方も私の健康にとても気を遣ってくださり、気軽にいろいろなお話もしてくださって、本当にお世話になりました。観光についてや留学中の生活全般に関するアドバイスなど、たくさんの情報もいただき、ありがとうございました。