自分と向き合う時間に留学の意味がある
中村達 さん 留学時の年齢:19歳

リバプール・ジョン・ムーア大学
イギリス / リバプール
留学の種類 大学留学 / 滞在方法 民間寮
- 2012年9月~
- 3年間


自分で勉強する時間が重要
僕は大学で、「Science and Football」というスポーツ科学のサッカー版のようなコースをとっています。1年目のまだ3カ月が過ぎたところなので、今は基本的な体の仕組みやスポーツ心理学など、大枠の部分を学んでいるところです。講義に出ている時間は日本の大学よりも少ないと思いますが、講義の内容や出てくる単語はほとんどが耳にしたことが無いものばかりなので、講義の前や後に大学の図書館で関連する本を読んで、理解を深めなければいけません。講義よりも、そういった自分でする勉強の時間のほうが多く、それをいかに効率良く行えるかがイギリスの大学の勉強方法なのかなと感じています。
同じコースにはやはりサッカー好きの人が集まっているので、友だちを作るのにはそれほど時間はかかりませんでした。しかし、1対1で話せばそこまで問題はないものの、大人数で話しているときは会話のスピードが早く、イギリス独特のアクセントもあるため聞き取りがとても難しいです。わかるときには積極的に話に入っていますが、慣れるまでにはもう少し時間がかかりそうです。

留学の意味
現在は大学と提携している寮に住んでいます。寮と言ってもほとんどアパートのようなもので、キッチンとリビングルームを他の2、3人の学生とシェアしています。
リバプールの街は小さく、歩いて回れる程度なのでとても便利です。中華街にあるアジア系のスーパーでは日本の食材も買えますし、日本食レストランもあるので、食べ物にもそこまで困ることは無いと思います。
週末はプレミアリーグを観戦したり、大学の友だちとこちらでは一般的な5人制のサッカーをしたりと、主にサッカーに時間を費やしています。それ以外は、講義関連の本を読むか、パソコンを使っている時間が多いです。
やはり日本にいる時と比べると1人になる時間が多く、考えごとも増えます。しかし、この時間があることで自分自身と向き合うことができるため、とても重要だと思っています。将来の夢や卒業後について、今の自分に何が必要なのかなどを考えて不安になることもありますが、それも含めて留学することに意味があるのだと思います。
まだ留学して3カ月弱なので、辛いことも楽しいこともこれからだと思いますが、イギリスに着いた初日にスーツケースが届かなくて予定の電車に乗れなかったり、パソコンに不具合があったりなど、悪いことが重なってちょっと大変だったので、これからの留学生活は良い方向にいってくれると信じています。
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