留学体験レポート

イギリスでお世話になった方に恩返しができるよう、日本でがんばります

松野鶴江さん 留学時の年齢:31歳

イギリス

イギリス / ロンドン
留学の種類 専門留学 / 滞在方法 学校寮

留学時期
留学期間
32週間
担当オフィス/カウンセラー
イギリスでお世話になった方に恩返しができるよう、日本でがんばります
“本物”のヨーロッパの文化・芸術に触れ吸収することができた

“本物”のヨーロッパの文化・芸術に触れ吸収することができた

私の中でイギリスとは「やたらと寒くてご飯がマズイ国」、そんなイメージしかありませんでした。でも8カ月間ロンドンで生活してみて、英国、特にロンドンは、本当は世界の文化・情報の集積・中継・発信地として、非常に重要かつ有益な場所だということを知りました。「寒くてご飯が・・・」というのは今も否定しませんが(笑)、ロンドンの暮らしは、もともとヨーロッパに強い憧れを抱いていた私を決して裏切ることはありませんでした。

「ガーデニングならともかく、なぜイギリスでフラワーアレンジメントを?日本にだって生け花があるのに。」とよく聞かれますが、ちゃんと理由があります。イギリスは何より伝統を重んじる国であり、そのため“基本”となるものがキチンとした形で残っているのです。

“Tradition”が学べるだけではありません。花の色・質も全く違います。オランダ直輸入の最高級の花を毎日扱うことができ、それは私にこの上ない幸福感を与えてくれました。

またご存知のように、英国には博物館や美術館がたくさんあり、しかも他の欧州の国々を訪れるのに非常に便利で、簡単に“本物”のヨーロッパの文化・芸術に触れ吸収することができます。私も「百聞は一見に如かず」という言葉を何度口にしたことでしょう。

実はそれまで私にはあまりお花を習った経験がありませんでした。もちろん英会話にも自信がありませんでした。それがどんなに私を不安にさせていたか、今思うと滑稽でなりません。タエコ先生は日本人で、生徒は皆日本人だし、授業も花の名前・特徴・扱い方の説明から、カラーコ-ディーネイトの仕方、そして基本となる形を、先生が科学的に分析し構築したカリキュラムにのっとって毎日繰り返し訓練することによって、誰にでも技術が身に付くよう、良く工夫されていました。

全く生け花の経験が無いほうがかえって飲み込みが早いとも、先生はおっしゃっていました。でも学期末の試験は実技試験で、一夜漬けでごまかすという訳にはいかないので、皆、毎日必死でした。自分が練習しなければ、できるようにはならないのですから。そして気が付くと「Floristになる」という自覚が自分の中に芽生えているのでした。

これからが本番!

もちろん、外国での一人暮らし。言葉や風習の違い、また限られた人間関係の中での気遣いなど、戸惑うこともたくさんありました。でもそんなことは今思うと些細なことで、しかも自分のこれからの糧となると思うと、幸せで有り難く感じます。まだまだやりたいこと、行きたいところ、学びたいことは尽きませんが、私にとって2000年は、まるで夢のような、そしてかなり刺激の強い1年となったということは間違いありません。

しかし上級試験に合格したからといって、すぐにどうなるということではありません。これからが本番で、やっとスタートラインに立った様なもの。英国で得たものを、果たして日本で生かせるか不安はありますが、これからは、お世話になった方々に少しでも恩返しができるよう、地に足をつけて頑張らなくては、と思っています。

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