留学生&WISHスタッフブログ
留学先での友だちづくり
皆さん、こんにちは。東京本社の宮川です。
今日はなでしこジャパン、アルガルベ杯の決勝戦ですね。澤選手は欠場といわれていますが、アメリカにも勝利したことですし、ぜひ今回も勝って優勝してほしいですね!
さてさて今日は、私の語学留学体験についてお伝えしたいと思います。
高校2年の夏に、カナダのトロント大学内で、高校留学の前に、いわゆる高校留学準備コースを3週間受けました。
たったの3週間でしたが、貴重な3週間であり、高校に入る前に参加してよかったと思っています。
集まってきたのは同じく秋から高校留学を予定している世界各国からの留学生。
寮に滞在したのですが、ルームメイトはスウェーデン人、ドイツ人、韓国人、そして日本人の私と多国籍な4人部屋でした。全員留学生なので、高校に入るよりも気が楽で、私はこの3週間をすごく楽しみにしていました。
同じ志を持つ友だちが欲しかったからです。
当然相手も同じ立場だし、同じ気持ちだろうと思っていました。
ところが!まず驚いたことに、スウェーデン人とドイツ人の子は英語がペラペラ。「なんでこの子たち勉強する必要があるの?」と思ったぐらいです。
韓国人の子と私は典型的な日本の高校生レベルの英語力で、カタコトで自己紹介。でもしゃべれる二人は「このアジア人、何言ってるか分かんない」と言わんばかりの冷たい態度。。。
興味も示してもらえないのか、と撃沈でした↓↓
自分がすごく情けなく思えました。
そんなこんなで最初の数日は全くうちとけることはなく、言葉の通じなさに加えて、文化の違いもあってか、部屋の中ではヨーロッパ組とアジア組になんとなく分かれてしまっていました。
「アジア人て見下されてるな・・」
そんな気さえしました。
そんなスタートでしたが、2週目に入った頃でしょうか、一気に4人が仲良くなる機会がありました。
きっかけは何だったと思いますか?ずばり、「恋バナ」です!
話がスタートしたきっかけは覚えていませんが、ある日の夜、部屋でスナック菓子などを食べながら「この準備コースの中でかっこいいと思う子は誰?」という話になりました。
私と韓国人の子も、その質問ならスムーズに答えられました(笑)
話はさらに盛り上がり、好きな人はいるか、彼氏はいるかに始まって、好きなハリウッドスターの話や各国の恋愛事情にまで広がりました。
アジアではお見合いが主流で親が相手を選ぶという古風なイメージを、ヨーロッパの人たちが持っていたことなど、いろんな発見がありました。
が、何と言っても一番の発見は、「英語の壁、国の壁を超えてこんなにも盛り上がれるんだ」ということでした。
もちろん、私が1週間で彼女たちのように英語を話せるようになったわけはないので、単にお互いに興味を持てる話だったという点が大きいんだと思います。
そしてこれを機に4人はぐんと仲良くなることができました。
仲良くなると、ヨーロッパの子たちも辛抱強く私たちのつたない英語を聞いてくれるようになりました。
冷たいと感じた最初の印象は、言葉と文化の壁に相手も戸惑っていただけなのかもしれません。
この経験はその後、カナダの高校留学中にも活かすことができました。
特にカナダのような移民大国では留学生は全く珍しくないため、簡単には興味を持ってもらえません。いかに自分に興味を持ってもらえるか、これが現地での生活を楽しくする秘訣のように思います。
この「恋バナ」はひとつの例にすぎず、興味を持ってもらうためにできる工夫はたくさんあります。
事前に準備できることとして私がお勧めしたいのは、印刷した写真をアルバムにして持っていくこと。
もちろん最近だとスマートフォンなどに入れていくのもありだと思いますが、その際、日本の家とか、街並みとか、家族、制服、電車、お風呂などいろんなものを撮影しておくと良いと思います。
視覚に訴えたほうがより相手の興味を引くし、言葉の壁を助けてくれるからです。
スポーツや特技(一発芸でもOK!)などを身につけておくことも武器になりますし、日本の文化について聞かれたら答えられるように準備しておくこともお勧めです。
自分のことを誰も知らない海外へ留学するからには、興味を持ってもらえる自分創りを心がけると、よりいっそう充実した留学生活が送れると思います。
※写真は本文とは関係ありませんが、海外へ行くといつもウキウキしてしまうマーケットやスーパーなどの写真です。この写真はイギリスで撮ったものです。
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